株式会社カネマル

株式会社カネマル

お知らせ

2021-02-26 10:36:38 【お知らせ】

Chai3月号で栂安信子先生のレシピ紹介!

皆さん、もうご覧になられましたか? 十勝毎日新聞社さんが発行しているフリーマガジン「Chai」3月号(2月22日発行)で、当HPでレシピやコラムを担当していただいている、栂安信子先生のレシピが紹介されています。 特に、炊飯器調理については、当HPで掲載した内容をもとに紹介されており、弊社としてもお役に立てて光栄です(ひっそりですがカネマルの名前も載ってます・・・)。 「抽選で300名様に金時豆・大豆プレゼント」という企画も掲載されていますので、ぜひChaiをご覧いただき、応募してくださいね! 当たった方も、当たらない方も、これを機に生活に「豆」を取り入れてみませんか? もちろん、生豆にこだわらずスーパーで販売されている水煮やドライパックでも大丈夫。 詳しくは、ぜひ、こちらをご覧ください→ https://tokachi-kanemaru-mame.co.jp/news/263  

2021-02-20 10:52:03 【まめちしき】

いっタイどういうこと?「天然と養殖」

このところ日も長くなりましたが、まだ少し肌寒い時季が続きますね。 午後3時になると、傾きかけた日に当たりながら、温かいお茶と甘いお菓子で休憩がなんとも心地よいかと。 今回は筆者が食通の師から聞いて驚いた一説、たい焼きの「天然と養殖」についてお伝えします。豆問屋なのに、中のアンコについて触れないことについてはご容赦を!   さて、皆さんがよくご覧になるのが、大きな業務用焼き器で5匹ぐらいを一度に焼き上げる光景かと思います。一度で大量に焼くので、こちらを「養殖」と呼びます。イメージしやすいですね。   一方、1匹または2匹を手持ちできる焼き器で焼き上げたものを「天然」と呼びます。たい焼き職人がカチャカチャと音をたてながら丁寧に焼き上げる姿をみると、それでだけで美味しさが違う気になります。 [caption id="attachment_432" align="alignnone" width="300"] 写真:連れていっていただいた東京森下のお店[/caption] 天然のメリットは、1匹1匹を丁寧に焼き上げることで皮をサクサクに仕上げられること。焼き上げるのに時間がかかるので行列ができることもありますが、逆に、行列がアイキャッチにもなります。   もちろん、「皮はフワフワ派」「アンコはしっぽまで要らない派」など、たい焼きの好みは分かれますが、本当に楽しいのは「わざわざ焼き方に呼び名までつけて楽しんで食べよう」という文化の創り方だと思います。 仕掛人がいて、商品への付加価値付けやブランディングを行い、いつの間にかそれらが文化として形成されている。 たい焼きに限らず、身近なところに隠れた文化や仕掛がある。そのことを、食を通じて発見することで、人生の小腹が少しずつ満たされるのも楽しいですね。   余談:実際にお店で焼き方の違いと知るまでは、この話を聞いて思いついたのが「お〇げ!たいやきくん」。焼いたものをなにか特別な方法で美味しくするのではと・・・。「私は仕掛人にはなれないな」と少し寂しい気持ちになったのを今でも思い出します。

2021-02-03 11:11:18 【まめちしき】

「万石(まんごく)」を乗り越えろ! まるで豆のオーディション

数えきれないほどの落とし穴が用意された、金属盤の坂道を彼らは何度も走り抜けていく・・・   仰々しい導入はここまでとして、日頃、皆さんが目にする豆のサイズは均一で、色も揃っていてとてもキレイですよね。 今回は、サイズをどのように揃えているのかをご紹介いたします。   今日の先生は、弊社新工場の責任者、安藤 僚さんです。   ―このところ、寒い日が続きますね ここの工場は十勝川に近く、十勝清水町の山から吹き下ろす風が直撃しますので、体感温度がとても低いですね。   ―収穫から受け入れの最盛期が終わり、今は各豆の調整や出荷が主かと思いますが 私は大豆をメインで調整していますが、製品はかなり揃いはじめています。大豆は入札用がメインになりますから900kgも入るフレコンバッグが倉庫にギッシリです。   ―今回は、豆のサイズを整える「万石通し(以下、万石)」についてお聞きします 万石は、鉄板に同じサイズの穴が無数に空いており、坂になるように取り付けて振動で振るう機械です。 その年の豆のサイズ傾向とお客様の需要に応じて、どのサイズで揃えるかを決めて振るいにかけます。   ―穴から落ちてしまった豆は、不合格ということですか? いえいえ、ちゃんと敗者復活戦が残されています(笑) 落ちた豆は「万(石)下」と言われていて、さらにそれらだけで選別をかけて、様々な規格に揃えていきます。   ―豆の個性を見極めてどうやって世に送り出すのか。まるでプロデューサーですね はい。なので、生産者さま、お取引先さま、弊社の3者にとってベストな線を見極めることが重要であり、この仕事の醍醐味であると感じています。末端の消費者さまに届く製品・製造物のクオリティや価格に直結する、責任ある仕事です。   ―「豆の大きさを揃える」と簡単に考えてしまいがちですが、奥が深い仕事ですね。安藤さん、ありがとうございました ありがとうございました!